賃貸物件を契約する際は重要事項説明を受ける必要がありますが、これは何のためにおこなわれるものなのでしょうか。
今回は重要事項説明がおこなわれる理由やとくに確認すべきポイント、コロナ禍において増えてきた「IT重説」について解説します。
これから賃貸借契約を検討している方はぜひチェックしてみてください。
賃貸借契約における重要事項説明とは
賃貸借契約における重要事項説明とは、不動産会社の宅地建物取引士が借主に対して、契約前におこなう法律で定められた行為です。
その名のとおり契約する物件に関する重要事項が口頭で説明され、その内容は書面にまとめて交付されます。
不動産に関する専門用語は難しく、文章だけでは理解できない事項が多いかもしれません。
借主が見過ごしてしまうような問題を不動産のプロが説明し、トラブルを予防するためにおこなわれるものが重要事項説明です。
賃貸借契約における重要事項説明で確認すべきポイントとは
賃貸借契約における重要事項説明では、契約に関する事項やライフラインなどの設備、特約事項などの説明がおこなわれます。
水道、ガス、電気といった生活において重要なライフラインを不自由なく利用できるか確認しましょう。
とくにガスは都市ガスとプロパンガスで特徴が大きく異なり、プロパンガスは入居直後に入居者が負担する金額が高くなりがちなため要注意です。
契約に関する事項としては、自由に契約延長や解約ができる「普通借家契約」なのか、定められた期間に退去する必要がある「定期借家契約」なのかを確認しましょう。
普通借家契約の場合は、解約予告期間をチェックしてください。
たとえば解約予告期間が「1か月前」に設定されている場合、2023年5月の退去を希望する際は、その1か月前までに管理会社や大家さんに解約を申請しなければなりません。
解約予告期間が「3か月前」など早すぎる場合は、自由に解約しにくくなるため要注意です。
賃貸借契約における重要事項説明でおこなわれる「IT重説」とは
「IT重説」とは、パソコンやスマートフォンといったIT機器を使い、オンライン上でおこなわれる重要事項説明のことです。
重要事項説明は宅地建物取引士が対面でおこなわなければならない決まりでしたが、2017年10月から制限が緩和され、ビデオ通話などでもおこなわれるようになりました。
コロナ禍において需要が増し、感染症対策をおこないながら賃貸借契約を結ぶ方法として多用されています。
まとめ
賃貸借契約における重要事項説明とは、借主が見落としてしまいがちな問題を、宅地建物取引士がわかりやすく説明する作業のことです。
借主として説明を受ける際は、ライフラインや解約予告期間などに注目しましょう。
不動産会社によっては、来店することなく、オンラインで説明を受けることができる場合もあります。
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