賃貸住宅のお部屋探しは、間取りや条件から探すことが多いのではないでしょうか?
安心して毎日を暮らすためには、賃貸住宅の「構造」に注目してみるのもおすすめですよ。
今回は、賃貸住宅でよく採用される構造のなかから、耐震性や防音性などにも優れた「鉄筋コンクリート造(RC造)」の特徴をご紹介します。
鉄筋コンクリート造の賃貸住宅は「耐震性」に優れた構造
賃貸住宅でも採用される「鉄筋コンクリート造」は、鉄筋で骨組みをつくり、その骨組みにコンクリートを流し固めた構造です。
「鉄筋」の引張力に強いところや「コンクリート」の圧縮力に強いところなど、素材同士が強みや弱点を補強しあい、頑強な構造体となっています。
鉄筋コンクリート造の賃貸住宅の特徴で、外せないのが「耐震性」の高さでしょう。
引張力への強さと圧縮する力へ強さが、優れた耐震性をかなえているのです。
さらに耐震性にこだわりたいときは、建築基準法で定められた「耐震等級」に着目してもよいでしょう。
等級は1から3までありますが、もっとも低い等級1でも、震度6から7でも倒壊しない性能とされています。
賃貸住宅の構造が鉄筋コンクリート造だと「防音性」も優秀
賃貸住宅で採用される構造のなかで、もっとも高い「防音性」を期待できるのが鉄筋コンクリート造といえるでしょう。
その理由は、やっぱり構造にあります。
幾本もの鉄筋でつくられた骨組みに、流し込まれたコンクリートは、隙間ができにくいという特徴を誇ります。
壁の密度が高く、鉄筋コンクリート造の建物は「防音性」も高くなるのです。
とくに音を遮る「遮音性能」に優れています。
音の感じ方には個人差はありますが、一般的な生活音であれば、周りの住戸に響くことも少ないでしょう。
静かな暮らしをかなえたい人に、鉄筋コンクリート造はおすすめです。
鉄筋コンクリート造の耐用年数とは?賃貸住宅の構造にも注目
賃貸住宅をはじめとする建築物には、「耐用年数」が定められていることをご存じですか?
法律で定められた「法定耐用年数」のほか、実質的な建物の寿命があると考えることができます。
用途によって異なる年数が設定されていますが「住宅用は47年」です。
実際には、65年以上の寿命が期待できるとされており、鉄筋コンクリート造の賃貸住宅は、ほかの種類の構造と比較しても長寿命なのです。
長期間、快適に安心して暮らせる賃貸住宅をお探しの方に適した住まいですね。